電源くん3のヒューズ

今時のバイクでツーリングにいくとすると、もはやナビを利用するのが当たり前になっている。ナビといっても、専用品ではなく、スマホのナビアプリを利用するのがすっかり定番であろう。

スマホを利用しようとすると、ハンドル周りにスマホホルダーを取り付ける必要があるが、これは比較的容易である。筆者もDAYTONAの「マルチバーホルダー ハンドルポストクランプ(ブラック)」を取り付けた。これに同じくDAYTONAの「バイク用スマートフォンケース(リジットクランプ式)XLサイズ 94805」を取り付けてある。

さて、上記スマホケースにスマホを入れるのは良いのだが、スマホのバッテリーだけで運用するのは不安が残る。そこで車体から電源を取りたい。最近のバイクでは最初から電源の口が装備されているものもあるが、Z900RSにはそのようなものはないので、自前でつける必要がある。

筆者はツーリング時には、アマチュア無線を利用して、仲間と交信している。手持ちの無線機はSTANDARDのVX-3であり、この外部電源を取るためにはシガーライターソケットタイプのアダプタが用意されている。本当はUSBポートからというものがあればいいのだが、残念ながらない。そのため、電源の口としては、スマホ用のUSBポートとともにシガーライターの両方があると便利だ。

要件に合うものはいくつかあるが、毎度おなじみNANKAIブランドがお気に入りなので「電源くん3」を選定した。

電源くん3の配線については別記事に書きたいと思うのでここでは割愛する。

電源くん3は機能的には問題なく使えてくるが、ひとつ問題というか不満がある。配線の途中にヒューズが付いているのだが、このヒューズボックスが安っぽい黒いプラスチックでできていて(失礼!)、キャップを閉じるように捻るように蓋をするタイプなのだが、そのネジ部の造形が浅くて、すぐにバカになってしまう。しかも使われているヒューズが10Aのミニタイプだ。このミニタイプのヒューズは入手性が悪い。少なくとも筆者の周辺のバイク・車用品店ではほとんど見かけることがなかった。

そこで、ヒューズボックスを入れ替えることにした。用意したのはエーモン(amon)のヒューズホルダー(ITEM No.B138)だ。ガラス管タイプの通常サイズのヒューズ用で適合ヒューズが20A以下というものだ。併せて、ヒューズも通常のガラス管10A 30mmのものを調達した(M&HマツシマのGFL 10)。

電源くん3のヒューズボックスを切断して、エーモンのヒューズホルダーに付け替えた。再接続はギボシ端子を利用して、取り外しできるようにしてある。

これで、入手性の良い通常サイズのヒューズを使え、ヒューズホルダーもガッチリと剛性感のあるものになったので、安定運用ができている。

平成31年4月6日